タナトスフォビア
死恐怖症のことを言う
幼いころから「死」をずっと恐れていた。
毎晩、寝るときに死にませんようにってずっと祈っていた。
誰に聞いても理解してもらえなかった。
「いつ死んでも良いように精一杯生きれば良い」
とかいう教科書に載ってそうな返答が返ってくるだけだった。
私は、ずっと自分のアタマがおかしいのだと思っていた。
でも、タナトスフォビア(死恐怖症)は恐ろしいほどに多いみたい。
検索すると結構出てくる。
私はこれが恐怖症だとは思っていなかった。
でもやっぱりみんな怖いんだと思うと安心する。
そして、安心してもなお怖いという事実をつきつけられて辟易する。
私たちになぜこの「タナトスオビア」なる感覚が植えつけられたのか、
誰か答えを教えてくれるのをずっと待っている。
今でもね。