日曜日。本日は晴天ナリ。
そんな日に朝6時に起きて、部屋で引きこもっている女もいるのだ。
読み始めて1時間経過、涙が止まらない。
しゃくりあげて泣き続けている。
そんな女もいるものだ。
著者はパニック障害を患って、そんな自分を変えるためにカミーノへ参加したという。私は生まれてこの方ずっとパニックみたいな性格だけれど、パニック障害にはなっていない。でも、ものすごい著者の気持ちがひしひしと伝わって来る。
「会社を辞めるのは逃げなんじゃないか。」と発言した彼女に対して、旅の道中で出会ったスーパーマリオ(に激似のおじさん)はこう言った。
「逃げることの何が悪い!?」
「僕だって、ライオンに会ったら逃げるよ!でも、猫なら逃げない。君にとって、仕事はライオンだったんでしょ?だったら逃げていいんだよ!」
に、逃げていい・・・!?
私にとってもすごく新鮮な発想に思えた。衝撃的ですらあった。
それから涙が一気に溢れ出て、残り少なかったスコッティ(ティッシュね)が底をついた。次はトイレットペーパーにしようと思っている。
溢れ出た涙は止まることを知らずに、鼻の方まで決壊した水が流れてくる。
まさに洪水である。
そして、マリオが物語から退場し、彼女がムール貝にあたってゲロを吐いているシーンでもずっとしゃくりあげていた。
逃げたって、いいじゃない。
逃げたいと願う自分を責めて、責めて、責めて、、、体を傷つけて、心を傷つけて、それでも何も解決しないことに気づいたのなら、もう、逃げた方がいいんじゃない?
そう自分に問いかけてみる。
逃げたって、いいじゃない。
本当に、死にたくなって、この世からいなくなろうと決心する時が来てしまったら、その前に、まずは、この環境からいなくなってみればいいじゃない。
それでも、死にたければ、その時は死ねばいい。
逃げたって、いいじゃない。
と、いうことで早々に決心した私は、いつでもドロンできるよう、まずはバックパックをAmazon(ヘビーユーザーなのよね)で購入することに決めた。
きっとこのバッグが私の心の非常持ち出し袋となってくれることだろう。
派遣契約の途中で辞職すれば、履歴はもちろん残される。
でも、そんなものはもう関係ない。
だって、私はもう二度と他人の下で働くことはないと決めているから。
貧乏だって、前みたいに会社が成功しなくたっていい。
「私の、私による、私のための会社」を創るんだ、今度こそ。
そして、それをいつか、 「私」を「多くの人」に置き換えられる日が来たら、本当の意味で私は死んでもいいと思う。