Way to be HAPPY

Life is a Journey

WHAT A SPRITUAL I AM!

ちなみにこのSPRITUALあたり、文法的に正しいか不明です。

ま、JAPANESE ENGLISHだから許してね。

 

一時期、いわゆるスピリチュアルなものにハマっていた時期がある。

以前の私であれば、パワーストーンという言葉を口にした人間を一切信頼できないというくらい、そういう類のものを警戒していたのだけれど。

 

ちょうど離婚問題が勃発する数ヶ月前に、私の唯一女性として尊敬していた(今は母も含まれるが)叔母がガンで亡くなった。

叔母は私から見ても非常に頭の切れる女性で、かつ、私が嫌いな女のぐちゃぐちゃしたところがなかった愛すべき女性であった。

娘がいなかったせいか、(あと考え方が非常に似ていたのと、化粧をすると顔がまったく変わるとこがかなり似ていた)私を娘のようだといつも言って可愛がってくれた。

私の家の家系はやたらの酒に強く、彼女は特にすごい遺伝子を継いでいるためか、ビールを1ケース(昔は酒屋から便でケース頼みをしていた)を1人で飲み干してケロっとしているという、張飛みたいなイメージだった。体型も本で読む張飛とやや類似気味であった。

そして、常に頭脳は明晰であり、酒を飲むと説教が始まるので、我が兄弟は皆退散していたという話がある。私は末っ子だったので、可愛がられるだけで、説教はなかったせいか、常に叔母が大好きだった。

我が家系は、美女が多く産出されるようで(なぜなら母親が美人だから)、姉はモデル体型で非常に美しかった。親戚一同が集まると、常に姉は称賛されていた。

「お姉ちゃんは美人だね」という、言葉の「は」にやたらと注意してしまう私はそれがずっとコンプレックスだった。

お姉ちゃんは確かにモデルのように美人だが、私もお姉ちゃんがいない場所では美人として扱われていたので、それがひどくコンプレックスだった。のちに摂食障害となる原因でもあったのが、叔母だけは唯一その言葉を口にしなかった。

だから、ずっと好きでいられた。

彼女は、見た目ではなく、私の中身を見てくれた。

いつも、「麗ちゃんは賢い子ね」と私の能力を評価してくれた。

ちなみに、常に思っていることだが、相手の能力を判断するためには、その判断対象よりも能力が上でないと出来ないと考えている。

バカは自分よりバカな人間しか、判断出来ず、賢いと相手を判断するには、相手より賢くないと出来ないはずなのである。

だからこそ、彼女の言葉は嬉しかった。

自分より賢くないやつに賢いと言われた時に、イラッとするのは、潜在意識が気づいているからだと思っている。

(お前に、言われる筋合いはねえ)ってね。

そんな愛すべき叔母が、去年ガンで亡くなった。

60歳にもなれないまま、叔母は亡くなった。

世の中には死ねばいいのにってやつは大勢いる。でも、そいつらはなかなか死なない。

なのに、なぜ叔母が死ななきゃならなかったんだ?

と心から何かを呪った。

その何かとは、きっと、私がまったく信じていないはずの、神っていう存在だったのだと思う。

 

そこから、スピリチュアル難民は始まったのだ。

 

ある、理由を求めて。