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Way to be HAPPY

Life is a Journey

カミーノ巡礼 15日目

今日は15日目。

 

トサントス to Atapuerca 30.2km

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今日は6時半に出発。

そして、道に迷う。

黄色いいつものカミーノサインが見当たらなかったのだ。

だがしかし、30分迷った挙句に、優しいスペイン人巡礼者のおじさんに導かれて、ようやく元の道へと戻れたのであった。

今回は、約25km先の街に荷物を送りつけていた。

荷物がない私はなかなか良いペースで12時前には、その町に着いてしまった。

荷物はアルベルゲの中に送り届けられていた為、アルベルゲがオープンする13時まで待たなくてはならなかった。

恐れていたOcaの丘越えは、非常に難なく終了してしまったのだ。

ガイドブックによると、昔は12kmほどの丘越えはとても難関とされていると書かれていたので、私はそれを信じて、きっとそれ以上は歩けないであろうとその丘を越えてすぐの町に次の目的地を定めたのであった。

だがしかし、意外と早く着いてしまったのと、身体はまだ元気であったので、みんなも次の街へ行くというので、私も向かうことにした。

ひたすら、若干寒いバルのテラスで13時を待っていると、例の訛り英語スイス人がやって来た。

そして、同じテーブルに着き、いつものように鈍った英語で喋りかけ続けて来た。

暇だったので、ずっと話し続けていた。

でも、意外と1時間は長い。

申し訳ないので、先に行っててくれと言ってみたのだけれど、スイス人は一緒に待っていてあげると言う。

本当のところは、私は人と一緒に歩くなんてごめんだから、(しかも、鈍った英語に付き合うのはもっとごめんだ)出来れば先に行っていて欲しかったのであった。

結局、13時に荷物をピックアップして、おじいさんと一緒に次の街まで歩くことに。

次の街まで約5kmほど。約2時間の道のりである。

それくらいなら我慢出来るであろうと我慢することに。

しかし、聞き取りにくくて非常にイライラしてしまう自分がいた。

申し訳ないと思うと同時に、やはりよくわからない苛立ちに似た感情が私を襲ってくる。

でも、話の内容としてはすごく為になったのであった。

まず、傷つくことを恐れてないで、人と話してみたらいい。

ということを話してくれた。

本当にその通りだと思ったので、素直に受け入れた。

でも、今思えば、傷つくことを恐れなすぎるスイス人おじいさんもどうかと思うぞ。

というよりも、彼は「傷つくことを恐れていない」のではなく、「傷つかない」のではないかという感じである。

世の中には、2種類人間がいると思っている。

・気づく人間 と、
・気づかない人間 である。

気づく人間とは、相手が、嫌だなあという感情を持ったことに気づいてしいまう人間であり、

気づかない人間とは、例え相手が、嫌だなあという感情を持ったとしても、それに全く気づけない人間のことを言う。

所謂、能天気タイプである。

その相手の感情を読み取る尺度によって、「話しかける」等の行為の難易度は変わるのではないだろうか。

言い訳でもあるかもしれないけれど、少なからず人生において、そのどちらの種類の人間であるかということが、生き易さ・生き難さを決めているように思う。

だからこそ、前者のようなタイプの人間が、気安く人に話しかけれているのであれば、非常に尊敬するし、それと反対に、後者のようなタイプの人間が、気安く人に話しかけていることに対して何の尊敬の念も覚えないのである。

あんた、そら簡単でしょうに。
だって、あんた人の気持ちなんて御構い無しじゃないかい。

って思ってしまうのだ。

何故そう思ったのかというと、スイス人おじいさんが来るとみんな逃げるように理由をつけていなくなるからだ。

人の感情を理解できる人間であれば、嫌われる前に、人の迷惑となる前に、自分の行為・行動を制限しているはずであるからだ。

その制限が出来ないからこそ、人は去っていくのである。

だって、めんどくさいからね。

ということで、そのおじいさんの指摘は半分は当たっていて、半分は当たってないなと感じたのでありました。

そんなこんなで、次の街へ到着。

ようやく解放される…!!

と思ったのも束の間、なんとアルベルゲは既に時遅しで、満員だったのだ。

他に選択肢はなく、Atapuercaという 2.5km先の街まで向かう羽目に。

しかも、まだスイス人おじいさんとご一緒にな。

早く解放されたかった。

にも関わらず、結果的にはまだまだ解放されないことに。

そして、もう45分おじいさんの聞き取りにくいマシンガントークに付き合い、ようやくAtapuercaにご到着。

アルベルゲにチェックインして、今回のアルベルゲはなんと嬉しいことに男女部屋が別だったのだ!

神様、どうもありがとう。

と心から感謝したのであった。

しかし、悲劇はそこで終わらなかった。

おじいさんに、近くに遺跡があるから見に行こうと誘われ、断れずに、一緒に遺跡に行く羽目に。

そこには、昨日の食事で一緒だったアントニオとサミュエルという巡礼者もいたので、まだ良いかなと思っていた。

遺跡でガイドさんが、ガイドしてくれるのだが、なんとすべてスペイン語!(そりゃあそうだけどさ)

全くもってスペイン語は分からない私としては、もはや早く帰りたくて仕方がない。

そして、前々から思っていたのだが、外国人特有のある体臭がおじいさんから常に放たれていて、私はそれにも非常に苦しんでいたのである。

普段、日本国で、あまり体臭のない(それかみんな非常に気をつけている)民族の中で生きてきた私としては、吐き気がする程にキツかった。

そして、毎度のことであるが、体臭のある人間は、自分の体臭には気づかないものである。

私の地獄は一体いつ終わるのだろう…

ずっとそればかり考えていた。

灼熱の中で、ひたすらスペイン語でガイドはまくし立て、興味もない遺跡(日本にはもっと良い遺跡がある)をひたすら傍観し、悪臭と訛り英語に苛まれ、2時間が経過した頃、ようやく解放された。

かのように見えたが、食事に行こうと誘われ、結局一緒に行くことに。

おじいさんは密かにいろいろな人を誘ってみていたのだが、ことごとくことわられ、ジェーンにも挑戦してみたのだが、ジェーンは今から連れとピザ屋に行くから、じゃあそこで会いましょうと言って、先に行ってしまった。

ちなみに、その後おじいさんと一緒にそのピザ屋にジェーンに助けを求めようと向かったところ、なんと4人席があるにも関わらず、ちゃっかり2人席に着席していたのである。

オーマイガー!!!!!

である。

もはや、やけくそで、ビール(大)を飲みきり、ピザを丸ごと1枚かっ喰らい、さっさと終らせることにしたのであった。

非常に疲れた1日であった。

精神的に。

ほとほと人というものが嫌いになりそうだ。

それでも、おじいさんは善意でそうしてくれているのだろうということが分かるから、嫌でも、その嫌だという感情をおくびにも出すことは私にはできなかった。

そういうことをしてしまうから、疲れるということはわかっている。

のだけれど、他の巡礼者のおじいさんに対する態度を見ているとむなくそわるくなるのも事実なのである。

一体私はどうしたら良かったのだろうか…

ほとほと自分の性格が嫌になったのであった。

あー疲れた。

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