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Way to be HAPPY

Life is a Journey

カミーノ巡礼 33日目

33日目

Ruitelan to Triscastela

30.9km

今日はなかなか早く起きることが出来た。

5時半に起床し、支度をして6時にアルベルゲでしっかり朝食を取り、

それから出発した。

朝はカフェコンレチェをアホみたいに3杯飲んだせいか、ものすごくおなかが痛くなった。

今日は、最後の難関の山登りの日なのに…

途中のバルでかなりスッキリ(笑)させてもらい、幸先の良いスタートを切ることができた。

ガイドブックには、「最後の難関」などと書かれていたので、実はかなりおっかなびっくりで挑んだ。

モチーラ(バックパック)を目的地の街まで5ユーロかけて送りつけ、NO荷物でかなり身軽な状態で歩くことにしたのだ。

急な山道を登っていくとはいえ、例のバックパックモチーラモンスターが私の背中を占拠していないだけで、まるで空を飛べるかのような心地で歩くことができた。

かなりのスピードで突き進んでいった。

山の頂点辺りに位置する、オセブレイロという街に着くまで、
3時間ちょっとしかかからなかった。
(距離は約10km)

平らな道を進むのとはわけが違うのだが、予定より早い到着を果たすことが出来た。

ムイビエンである。

オセブレイロに到着して、雑貨屋さんに入ったら趣のあるマリア様がエンボスされたコインのペンダントトップ(8ユーロ)に出会い、ひとめぼれして購入した。

「Where are you from?」

とお店のおじさんに聞かれたので、日本だと答えると、カミーノの旗とにほんの国旗が象られたピンバッジをプレゼントしてくれた。

なんだか得した気分になり、おじさんの心意気をありがたく思った。

そして、オセブレイロを出て、次の街に行こうと思い、街を出て道路に行き当たったので、てっきりそれがカミーノの道だと思っていた。

だがしかし、少し心配になり引き返すと、ちょうどバルにS子さんが遅ればせながらも到着していて、再び再開することができた。

目的地で会いましょうと、アルベルゲで別れたのだが、目的地はどこだったか3秒で忘れてしまった私は、一体どこへ向かえば良いのか分からなくなって困っていたので、かなりナイスなタイミングであった。

そして、彼女に道を聞くも、知らないと言うので、しょうがないからまた道路に戻り、突き進んでみようと歩き始めて5分。

手にバッテンを作って、引き返してくるおじさんに出会った。

おじさんは全身に汗をかきまくり、はあはあ言っていた。

何事かと思って聞いてみると、なんと私が今から行こうと思っていた道はカミーノの道ではなかったらしく、先に思いっきり間違えて進んだおじさんは、往復で10kmもロスしたと言う。

5km先にはもう道がなかったのだそうだ。

万事休す。

なんというベストなタイミングで現れてくれたんだろう!とう感じであった。

カミーノでは様々な出会いがあるが、私が正に間違った道を行こうと思っていた矢先に、既に道を間違えたおじさんが現れてくれるなんて、天の采配としか思えなかった。

カミーノ万歳である。

それからは、ひたすら山道を登ったり下ったりがひたすら続いた。

それでも、美しい山並みを見ながらの歩きは素晴らしいものだった。

目的地でのトリアカステーラまであと3kmというところで、今日何回か抜きつ、抜かれつ、挨拶をしていたおじさんに再び出会った。

そのおじさんは常に携帯でスペインちっくなミュージックを大音量で流しながら歩いていたので、かなり記憶に残っていた。

歩くペースが一緒だったので、なかなか追い抜かせずどうしようかなと逡巡していると話しかけられた。

おじさんは40歳で、独身で、バルセロナのホテルでコックをしているという。

今回1ヶ月の休みをもらったので、カミーノに来たのだそうだ。

カミーノでスペイン人を見るのはかなり珍しいことである。

それを伝えると、おじさんも日本人をカミーノで見るのはかなり珍しいと返してきた。

お互いカミーノでは珍しい人種同士仲良く歩くことにした。

おじさんは、英語はあまり得意ではないらしく、時に言っていることが意味不明だったり、私の話していることを理解出来なかったりしたけれど、それでも仲良く歩いていた。

おじさんは、途中でふいに「俺は東洋人の顔が好きなんだ。ものすごく素敵だと思う。」と言い出した。

あれ?ちょっと雲行きが怪しくないか?

と気づきだした私。

そして、年齢を聞かれ、子供はいるのか、シングルなのかと聞かれて確信に至り始めていた時に、

「あなたは本当に美しい。」

ときた。そらきた!という感じである。

日本でも昔からおじさんキラーであったのは否めないが、まさか先日の韓国人といい、おじさんといい、ワールドワイドにおじさんキラーだとは知らなかった。

途端に彼との友情は若干消え失せ、めんどくさくなってきた私。

どうこのおじさんを巻こうか考え始めたけれど、まああと3kmだし、辛抱するかということになった。

まあ褒められて悪い気はしないしね…

何も答えてあげられなくて、申し訳ない気はするけれども。

そうこうしていると、昨日同じアルベルゲだった韓国人が一発で私の名前を覚えたらしく、

「れいちゃーーーーん!!」

と叫びながら手を振っていた。

どうやら、おじさんだけでなく若い子にも私の魅力(?)は通用するらしい。

私よりも3つも年下だもの。私は彼に年齢を教えなかったけど。

スペインおじさんは、もう4時になるにも関わらずあと20km先のサリアまで行くという。

そして、私に一緒に行かないか?としきりに誘ってきた。

いやいやいやいや、、、殺す気ですかあなたは。

という感じである。

この先の街にモチーラ(荷物)を取りに行かなきゃならないからごめんなさい!と丁寧にお断りした。

だがしかし、一緒にご飯を食べようとしきりに誘ってくるので、じゃあ私はビール1杯だけ付き合います!と断りきれず付き合うことに。

そこで、S子さんが遅ればせながらもようやく登場。

彼女が到着して、一緒の席に座ることになってから、おじさんは何故かむっつり黙り込み始めた。

め、めんどくさ…

でも、2人で歩きながら、タコ美味いし大好きー!という話をしたので、おじさんは黙ってタコの超美味いメニューを頼んでいてくれたのであった。

そして、たくさん食べさせてくれた。

2人の楽しい時間に水を差してごめんよ…という感じであった。

そして、私たちはもう6時になろうとしていたので、洗濯をするためにアルベルゲにチェックインするからとおじさんとさよならをして席を離れたのであった。

最後までおじさんはサリアに行かないかとしきりに誘ってきたが軽くスルーしてしまった。

ごめんね、おじさん…

そして、今回は公営のアルベルゲに荷物を送っていたのだが、なんと満員御礼で泊まれなかった。

他のアルベルゲの相場は10ユーロくらい。

公営だとガリシア地区では6ユーロくらいである。

みんなその4ユーロの差額の為か集まってきちゃうらしい。

幸い近くのペンション兼アルベルゲが見つかってステイすることができた。

新築に近く、かなり綺麗なアルベルゲであった。

だがしかし、臭う。ひどく臭う。

例のスパイシーなワキガの臭いである。

部屋に1人いるだけで殺人的な臭いを発するワキガピーポー。

いったいいつになったら自分の香りの殺傷能力に気づいてくれるのだろうか。

まあ気づいていないからみんな死にそうになるんだけどね。

しょうがないので、S子さんと2人でマスクをして寝ることにした。

自分の口臭のがマシだよねーっていうことで。笑

今日は、美味しいワインを安価で買ったので、早速飲もうと思ったらなんとコルクを抜く際に思いっきり失敗してしまって、コルクの中身がぐっちゃぐちゃになってしまって、全く抜けない。。。

それでも、どうしても飲みたい私はナイフでコルクを抜こうと奮闘していた。

最終的に、開いた。

しかも、コルクがワインボトルの中に落ちる形で開いたのだ。

そして、開いた際に思いっきり私にワインがぶっかかったのであった。

全身ワインびたしになってめちゃめちゃ臭かったが、それでも美味しくワインが飲めたので問題なしである。

そんなこんなで夜は更けていった。

が、唯一の心残りは、洗濯物がまっっっっったく乾いていないこと。

夜7時に干しても、レオン地区と違いガリシア地区は冷え込むし、まったく乾きゃしないのだ。

ちなみに、洗濯物を朝まで干してるとびっしょびしょになるw

今日も歩いたぞー。

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