Way to be HAPPY

Life is a Journey

社畜と独立の狭間で 中編

そんな時、ある一人の男性と出会った。

彼は、所謂普通のサラリーマンだった。

そして、自信満々なその態度に私は最初、かなりの悪印象を持っていた。

(なんでこいつ、こんな自信満々なわけ?)って。

私は、それまできっとサラリーマンという職業をバカにしていたのだろうと思う。

周りを見れば、起業家や、事業を自分でしている人たちばかりだったし、私自身、サラリーウーマンという立場で働いていた時の自分を呪っていたからかもしれない。

特に、元旦那の思考が影響していたのもある。

 

でも、彼に出会って、何かが変わった。

彼は、真剣に、サラリーマンという職業を極めようとしているのが分かったからだ。

私が今まで目にしてきたサラリーマンというのは、会社の言われた通りに働いて、上司のいうことをしおらしく聞き、部下にはちょっと傲慢、みたいなイメージの人々だけだったからかもしれない。

ついでに言えば、わたしたちの会社に不動産投資がしたいと言ってくるやつらは、あわよくば楽して副収入、みたいな考えの人々ばかりだったし、そういうイメージがこびりついていた。

 

だからこそ、彼にものすごく新鮮味を感じた。

結局、付き合うことになったのだけれど、今までだったら、結婚さえしていなければ、同時並行も厭わないタイプの私であったのだけれど、なんだかすべてに嫌気がさしてきていた。

だから、付き合ったタイミングで、例の方々には、その事実を告げ、もうあなたとはお会いできません、とぶった切ってしまったのであった。

 

いつも、行動はノリとタイミングである私としては、その後内心焦ったのは言うまでもないことかもしれない。

それでも、切っちまったもんはしょうがねえと、私はそろそろ正社員として就職しようかと思っていた。

とある会社1本に絞って、ここが受かったら働く、受からなければ派遣かな〜なんて軽く考えていた。

そして、昨日の夜、思い立って、応募しようと思ってサイトを開いたら・・・・

昨日で募集を締め切っていた!!のであった。

なんというバッドタイミング・・・私はかなり凹んだ。

どうして、わたしが乗り気になるまで待っていてくれなかったのだ、と。笑

 

そして、なかなか眠れなくなり、気づけばベッドに入って2時間が経過していた。

2時間も悶々としていたようである。

そして、このままじゃ朝が来てしまう!と焦った私は、何を思い立ったか、ナレーション付きの瞑想アプリをダウンロードして、瞑想をし出す始末。

そして、初アプリ瞑想にもかかわらず、(ナレーションの姉ちゃんの声が売れないアイドルみたいな甘ったるいいやらしい声なのにも関わらずな!)瞑想状態に陥って、そのまま意識が飛んだ。

そして、約2時間半後、リアルで鮮明で不可思議すぎる夢を見た私は、はっ!と目を覚ましたのであった。

よく寝れたような気もしていたにも関わらず、時計は、4時をさしていた。

そして、そこから2度と眠気は来なかったのだ。困ったことに。

一体なにが起こったんだ?と不思議に思った私は常につけている脈拍計兼睡眠ウォッチャー的な役割をしている腕時計を見てみることに。

なんと、いつも8時間も9時間も寝ても絶対に出て来ない数値がはじき出されていた。

いつもは0〜30分程度のノンレム睡眠が2.5時間中なんと1時間もあったのだ!

瞑想って、巷であれだけ噂になっているけれど、なんだか理由がよく分かるかも、と思った瞬間であった。

絶対に、今日から瞑想して寝ようと決心した私であった。

 

が、それから全く眠れなくなってしまったのもかなり困ったもので、先日、初めて行った本屋さんで一目惚れして買った本「人生を変える習慣のつくり方」を読むことに。

 

 

そして、ちょうど読んだ章に、「思い立ったら今やるんだ!明日の自分もない、過去の自分もない、あるのは今の自分だけなんだ!」みたいな文章があって、やけに納得した私は、今日こそ、あのランニング習慣を蘇らせる!!と張り切り始めた挙句に、結局朝日が昇る前の午前6時に街へとランニングをしに繰り出したのであった。

しかも、2.5時間睡眠で。笑

しかも、ちゃんと走る前の筋トレをもこなして。笑

 

そして、街中を走っていると今まで行ったことのなかったような場所へ導かれていった。

最初、本降りになりそうな気配を醸し出していた雨粒たちは、急速に消えていった。

上でひたすらにどんよりとした雲たちがスタンバイしているだけであった。

30分は走ると決めていたので、かなり遠くまで足を伸ばせた。

途中で、気になるお店を見つけたのだった。

そこはただの普通の、沖縄でよく見かけるような店構えで、パワーストーンを扱っているようだった。そして、何十年か経ったのか・・・というくらいの古びた看板に「タロット」と書いてあった。それが何故か気になって仕方なかった。

そして、走っている最中で、止まるたびにナイキのアプリが作動して「トレーニングを中断しています」とか誇らしげに言うもんだから、店の名前だけ暗記して立ち去ることにした。

もし、時間があったら開店したら来ようかな〜などと思いながら。

 

そして、ホテルに帰り、シャワーを浴び、10時きっかりにチェックアウトをした。

 

その足で、次の滞在先にバックパックだけ預かってもらい、もはや沖縄の定番となっていたアウトレットモール「あしびなー」に行くことにした。

クリスマスに急に私の予定に合わせてくると言いだした、例のダーリンのプレゼントを用意するためであった。(なんて可愛いの、わたしったら!笑)

しかし、今までは、ずっと車の移動だったので、今回は初めてのバス・・・

かなり不安だし、不便であった。

まず、旭橋バス停から乗車するようにとHPにあるが、うっかり旭橋駅前というバス停でひたすらまってしまい、気づいたことには時すでに・・・パターンを経験。

そこから、迷いに迷って、旭橋バス停までたどり着いた。

そして、10分後バスが来たのはいいが、あしびなーにたどり着くまでに30分、そして、410円かかった。

ああ、車っていいなぁ・・・としみじみ思ってしまったのは内緒である。

 

そして、降り立ったすぐ前に、大好きな「戸田ブックス」さんがありまして、彼のプレゼントより何より先に、本屋に行きたい欲求が勝り、本屋へ直行。

この「戸田ブックス」のなにが良いかって、本の選び方が秀逸だということ。

本土やかのアマゾンでも販売できなくなっているような本たちがここには実はごろごろある。アマゾンで値段が倍以上に釣りあがっているような本を、定価で変える喜びを味わえるのは、「戸田ブックス」さんならではである。すばらしい!

まあ、ここが特に品揃えがいいのは、ジャンルに偏りがあるのも事実。

沖縄の歴史や文化系、と、スピリチュアルというか、宗教系というか、古代XXの歴史系の本が異常に充実しているのがなんとも言えないくらい素敵なのである。

 

そこで、わたしはまずアマゾンで取り扱っていない、(マーケットプレイスはあるが、値段が釣りあがっていた)

 

これを定価で購入!!

わたし自身はヒプノセラピーにまったくかからないので、だからこそ興味がある分野だったりする。

 

そして、

も、つい買ってしまった。

WEBプログラミングは前々から興味のあった分野で、もし、元夫がわたしに雇用保険をかけていてくれて(だって、取締役にしなかったし)いたら、わたしは間違いなく教育訓練で、この授業をとっていたことだろう・・・

 

そもそも、昨日よんだ、「7日間企業」という本の影響ではある。

 

どうしたって、彼の本に習うとすれば、ある程度のWEBプログラミングの知識は必要になるであろうとしか思えなかったので。

 

そして、彼へのプレゼント(ネクタイ)を買い、あとは、何故か気になったいつもは着ないピンクのセーターを買い、買い漁った本は、宅配便で家に送りつけ、無事買い物を終了した次第である。

 

そして、帰り道に、とある宝くじやで、宝くじを買った。

わたしの沖縄の師匠が、「これって、宝くじにも使えるのかな?」という疑問を口にしていたので、わたしが身を呈して実験してみようというわけだ。

これに関しては、きっとこれからわたしは年末に大騒ぎするであろう。笑

 

それから、チェックイン時間を過ぎているにもかかわらず、良い買い物ができたことでテンションが上がり、早朝に見かけたタロットのお店に歩いて向かうこととしたのであった。

 

つづく