仕事は申し分なく楽しくなってきた。
あれだけ営業がやりたいと経営陣に直談判してようやくなれた、営業。
お客さんに会うのは楽しいし、思ったとおり、私はこういうのがひどく得意だ。
でも、それでも、生きてるという感覚は感じない。
ああ、わたし、生きてる!!!
みたいなやつ。それって本当は幻なのかもしれない。
子供がいるとわかったとき、お母さんになるんじゃないかと思った時、
それも、そうは感じなかった。
生かされている、私よりなにか大きなものに。
そういう感覚しかない。
そうであれば、”なんのために”が必要になる。
意味もないのに生きている意味はない。
日本語としてどうかと思うけど。
でも、その”なんのために”が見つからない。
毎日毎日こういう意味のないような問答ばかりしていることに疲れた。
ただ生きていること、それを楽しみたいだけなのに。
自分より細い人にやっぱりまだ何かわだかまりを感じる、羨ましいと感じる。
やっぱり私は痩せたいと思う。
でも、その痩せた先に何もないのだと私は知っている。
そして、また堂々巡り。
私はただ単純に私を好きになりたいだけなのに。
どうしても、条件付けをしてしまう。今の自分を受け入れることを拒否してしまう。
こんなに必死になって頑張っている私の身体。
それに私は毎日罵詈雑言を心の中で浴びせ続けているというわけ。
胎盤のようなでっかいなにかが出てきたとき、自分は本当になにか他のものを育もうとしていたのだなあと感じた。
それも、もう流れ去っていったけど。
自分を育めないような人間が他の命を育めるわけもなく。
あれは38度という異常気象のせいではなく、結局は自己責任。
まだ準備ができて居なかったのでしょう。