ここ十数年悩まされてきた、それ。
食べて、吐くやつ。
人間は、食べるために生きている、
なのになんで吐くんだ?
そういう疑問しかなかった。
吐くなら、なぜ、食べる?
なぜ?
吐きたくないなら、拒食で悩めばいい。
そう思った私は、新宿のとあるクリニックに行った。
過食症が治ると聞いたから。
実際に行ってみれば、合法的に(当時は)出されていた薬(リタリン)を
スニッフ(鼻から吸う人々)しかいなかった。
それでも、スニッフを一度もしたことがないけれど、
出してもらったリタリンで、単位も卒業単位軽く超えるほど、
優秀な成績で取れたし、
過食嘔吐もそんなにしていなかった。
それに助けられていた時期があった。
でも、新宿のとあるクリニックが問題になってから、
摂食期障害には適用除外されてしまった。
そこからが私の悪夢だった。
吐かなかったから優秀な成績だったのか、
そのリタリンという薬のお陰だったのかはもう比べようもない。
私は、ないそれらの薬に憧れ続けた。
でも、結局は得られなかった。
最後に感じたのは、
薬なんてアテになるものか。
自分の能力だけで生きていくしかない、それだけ。
大麻だって、戦後違法になった。
本当に悪いものなら、なぜ何千年と日本に生えていた?
それは今でも疑問。
今は、きっと自分の本能と感性で生きていくとき。
人は変わる。
あなたもきっと変わる。
それを選び取れるのは自分だけ。