駅のホームにいると、
「白線の内側に下がってお待ち下さい」
というアナウンスが聞こえてくる。
ずっと幼い頃から心に残っている話がある。
クレヨンしんちゃんの漫画にあったやつ。
しんちゃんは、電車が入ってくる側に立って、
「こっちが白線の内側」
と言い張ったのだ。
みさえは激おこwww
でも、今でも思うのだけれど、
それってとっても鋭い指摘なのだと思う。
どちらが内側になるかなんて、
立っているポジションで異なるのだから。
そういうことに気がつかないと、
ただの意固地な人になってしまうような気がする。
人が見ている世界と自分が見ている世界は違う、
人が感じることと、自分が感じることは違う、
そういう前提に立てるか立てないか。
そういう違いが人間性に深みを与えるか、与えないかを左右するような気がする。
なんでわからないの?
ではなく、
どうして伝えられなかったか?
を問えない限り、
相手との差は埋まることはない。
イギリスだかどこかで、面白いアナウンスがあるよって友達が教えてくれた。
「MIND THE GAP」
まあ、電車とホームの間に気をつけろという意味なのだけど、
これは、しんちゃんくらいに人生にも有用に思えて。
GAPに気をつけろ!!
人が自分と同じものを見て、同じことを感じる可能性はほとんどないと思って、
そのGAPに気をつける、そういうことが大事なのだなあと思う。
それが分からないと、気がつけば、親しくなった人みんな消えてる、
ということになりかねないものね。