Way to be HAPPY

Life is a Journey

カミーノ巡礼 28日目

28日目

Leon to Hospital de Oribigo 34km

よっぽど寝不足で疲れていたのか、今日は初めてのお寝坊さん。

5時半に起きるはずが、6時半に変な夢を見て飛び起きた。

まさかの、精子を身体中に塗りたくられる夢であるw

でも、理由は分かってる…ここでは書かないけれど。

急いで支度をして、ホテルを出発したのは7時ちょうどくらいであった。

今日は、連日とは異なり朝からものすごく冷え込んでいた。

ガタガタ震えながら歩き続けた。

しかし、今日は例え寒くても、昨日までの楽しかった素晴らしい思い出のお陰で笑顔で歩くことが出来た。

彼らの思い出は私のエネルギー源となったようだった。

思い出すだけでパワーが漲り、笑顔になれる。

いつもより歩くスピードも早く、効率よく歩くことが出来た。

そして、今日からトレッキングポールを再投入したお陰で、脈拍数も115以上と、体脂肪燃焼ゾーンまっしぐらであり、テンションも上がった。

何故なら昨日、グーグル先生が、トレッキングポールを使用してのウォーキングは消費カロリー20%アップだと教えてくれたからであった。

何故、ポールを使用するだけで消費カロリーが上がるのかと思っていたけれど、恐らくポールを使用することによって脈拍数が上がるからなのではないかと感じた。

最近はどう頑張っても脈拍数は90を切ってしまって、ただのウォーキングよりタチが悪い感じに成り下がっていた。

のだけれども、今日ポールを久しぶりに使用して歩いてみたところ、なんと脈拍数は120以上を常にマークしていたのだ!

なんと素晴らしきトレッキングポール!!

という感じで更にテンション上がりまくりで歩いていた。

気分が悪い時は、悪いことが立て続けに起きて落ち込むのと同じで、気分がいい時には、良いことが立て続けに起こる、ことが多い。

それは、所謂引き寄せの法則のようなものに似ている。

途中で、ヘロヘロになりながら歩く日本人女性に出会えたのであった。

カミーノで日本人女性と出会えるなんて素晴らしいことである。

初めての日本人女性(1人旅)に出会えたのであった。

しかも、話が弾む。

ということは気があう人に出会えたということである。

なんと素晴らしいことであろうか!

彼女もまた喜んでくれて、私の喜びはひとしおであった。

そして、歩くスピードは合わないけれど、お互いに話したいので、次の街まで一緒に歩こう!ということになった。

彼女もまた仕事を辞めてカミーノに来た日本人の1人であった。

やはり彼女も「自分のやりたいことをやりたい」という理由で仕事を辞め、カミーノ中に何か次の仕事についてヒントが得られるのではないかという期待を持ってきたようだ。

なんだか状況が私と似ている。

そして、お互いにカミーノについて書かれた同じ本を数冊読んでいたり、ゲームが好きだったり、向上心がやたらとあったり、自由に働きたいと願っていたり、非常に似ている点が多かった。

そんな彼女と楽しく会話をしながら歩いて行った。

やはりカミーノに来る人間はある意味似通っているのかもしれない。

すべてを差し置いて、カミーノに来るということには強い目的意識が必要なのかも知れない。

彼女と一緒に歩いていると地元のおじいさんが話しかけてきた。

スペイン語は全くわからないけれど、

そこでスタンプをクレデンシャルに押していけと言っているようなジェスチャーをしていたので、

2人でスタンプを押させてもらうことにした。

押していると、おじいさんがやってきて、お菓子と綺麗なお花をくれた。

彼はこうして、この道を通る巡礼者に施しをしていてくれるようだ。

なんてハートウォーミングな出来事だったのかと思う。

そんなおじいさんに感謝である。

そして、彼女とバルで一緒にご飯を食べて、30km先の街で会おう!というこになってお別れをした。

やはりカミーノには素晴らしい出会いがある。

今日はノリノリで歩いていたため、30kmも楽々歩くことができた。

そして、まだ余裕があったものの、午後3時を回っていたので、目的地であるHospital de Oribigo のアルベルゲに滞在することにした。

私が選んだアルベルゲは、お香の匂いが充満していて、なんだか懐かしさを感じさせてくれた。

アルベルゲのオスピタルもものすごく良い感じのおじさんで、最初は私を思いっきり韓国人と間違えて、韓国語で話しかけてきたものの、日本人だとスペイン語で説明すると、流暢な日本語で返してくれた。

かなり勉強熱心なオスピタルだとみえる。

そういう人が大好きな私は、そのアルベルゲとそのオスピタルが大好きになった。

彼はとっても親切で、優しかった。

ただ、いつも思うのだけれど、

ビールは1.5ユーロ。

トルティーヤもだいたいものすごいボリュームで1ユーロ程度。

そして、宿泊費も7ユーロ前後。

なのに!

にも関わらず、洗濯機使用量は4ユーロのところがほとんど。

何故なんだ!

何故なんだという疑問は毎度毎度湧いてくるのであった…

巡礼者たるもの手で洗えということなのだろうか…

でも、ついでにその状況に置かれていつも思うのだけれど、もっと安価に、例えば2ユーロくらいに価格を設定することで、もっと使用者が増え、そして、利益ももっと出るだろうに、と思うのは私だけじゃあるまい。

それでも、協定を結んでいるのかいないのか、どのアルベルゲも示し合わせたように使用量は3又は4ユーロなのであった。

それでもなお、使用する私が悪い(笑)

手で洗うなんて糞食らえ!なのである。

まず、上手く絞れないし、なかなか乾かない。

石鹸じゃ上手く洗えている気がしない。

だからこそ、洗濯機の必要性がすごいのである。

もはや4ユーロは必要経費となっている。

カミーノでの一番のコストは洗濯費用とビール代かもしれない。

そして、シャワーを浴びて、街へ散策に。

近くのバルで巨大なジョッキでビールをしこたま投入しながらこのブログを書く。

誰にも邪魔されない自分だけの時間である。
(隣の外人たちはめちゃめちゃうるさかったが)

そうしてブログを書いていると元夫より電話があった。

ここ最近電話をしていなかったので、かなり久しぶりの電話である。

私としては、例のFACEBOOK事件があったので彼のことは何も考えたくなくて、避けていた。

でも、今日はついつい電話に出てしまったのだった。

例の美女が入社したので、彼女に目がいっているとばかり思っていたが、

どうやらそんなことはなかったようだ。

彼に言わせると、

「知的じゃない子は無理」

なんだそうだ。

自分の話をすぐに理解できる相手が良いのだと。

そして、彼に言わせれば私は知的なのだそう。

まあ当たり前といえば当たり前である。

知的が何を指すかはさておき、理解能力は通常の人間よりは格段に優れていると思っている。

そして、そう言われることが多い。

だいたい最初の二言三言で、オチが分かってしまうので、オチを最後に持っていきたいタイプの人と、オチの付けどころがわからない奴にものすごく煙たがられる。

最近ではようやく学んで、例えオチが見通せても、わかっていないふりをして辛抱強く待るというスキルを学んだ(笑)

私からすれば読まれるようなオチのつけ方、話し方をする方が悪い、のだけれど、そんなことを言っているとこの社会では生きてはいけないのだ。

何故なら大概の人々がまともに面白い話ができないからである。

そして、言わせて貰えば、見た目に特化して、見た目だけで生きていこうとしている美人タイプはだいたいそんなに理解力に長けていないし、理解力や思考能力にそこまで重きを置くことはない。

それは、彼女たちが悪いのではなく、社会が、世の中の鼻の下を伸ばしに伸ばしたアホな男性陣が悪い。まさに、アホな男性陣の努力の賜物である。

彼女たちは、努力しなくても彼らのお陰で楽に楽に生きてこれたのである。

まあ、歳を重ねて、自分よりもっと若く美しい女性が世の中に出てくるまでの話なのであるが、そうなるまできっと彼女たちは気付かないと思う。

今日、タイムリーで面白いニュースを聞いた。

フランスのどこかの機関(忘れた)での調査結果としてあがってきたのだが、ある女性が3年間かけてフランスの企業400社にレジュメを送り続け、面接に至るまでの数を調査したらしい。

それも、200社は、胸元の開いたVネックで、もう200社は丸首のシャツという姿で撮った写真を添えて。

そして、なんと胸元の開いたVネックの写真を送った方が、そうでない方の面接へとたどり着けた数の5倍という結果だったという。

そして、人事の7割だかは男性だったそうだ。

上記の結果から判断するに、やはり男性陣が選ぶ基準は見た目であり、同じ女性でも胸元の開いたVネックの方が面接へとたどり着ける数が5倍にも膨れ上がったというのだから、やはりセクシーな方を選択するのだ。

そして、それはもはやヒューマンネイチャーだとニュースでは取り上げられていた。

私もそう思う。

同じルックス、同じ経歴、同じ学歴がいたら、セクシーに見える方を無意識に選択する。

それと同じなのかもしれない。

最初は、内面や経歴、学歴、知的かどうかなんて全く分からない。

親しくなるまで分からないのだ。

ということは、男性であれば無意識に美しい女性になびくのも無理はない、というよりも仕方ないことなのである。

だからとて、内面を磨く努力をしなくても良いということにはならないのだとは思うのだけれども。。。

私は、と言えば、どうなのか全くもって分からない。

それでも、両親や他人様6に頭が良いと褒められるのが嬉しくて、ここまで頑張ってきた。

本当にそうなったのかどうかは分からないけれど。

見た目は、と言えば、どうなのだろう。

美人だとか、綺麗、可愛い、これは日本でもどこの国に行っても言われるが、もちろん例の彼女(従業員)ほど綺麗でも細くもない。

目はくっきりとした二重ではあるが、別に彼女のようにものすごい涙袋がくっきりしているわけでも、彼女のように鼻筋がシュッと通っているわけでもない。

ほっぺたは丸いし、別に小顔でもない。

それでも、私の笑顔が素晴らしいと言ってくれる人がいる、それで良いやと今なら思える。

ようやく、だけれど。

あの例のモヤモヤから解放されるまで約3日かかった。

それでも、今日すっきりすることができた。

それで良いやとようやく思えた。

人は見た目だけじゃない、それを学ばせてもらった。

そして、昨日、いろいろな人から温かく受け入れられているK美さんを見て感じていたことだけれど、やっぱり人柄ってすごく大事なファクターだと思う。

私もk美さんのようになりたい、そう思う今日この頃なのでした。

見た目は衰えることは多分にしてあるけれども、内面から滲み出てくる魅力はいくつになっても衰えない。

むしろ、年齢を重ねるにつれて輝きを増すものだと信じている。

 

 

 

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