Way to be HAPPY

Life is a Journey

でぶに疲れたら...完全無欠ダイエット 

外の天気と今日の体重に完全に気分を左右されるレイでございます。

 

スペイン巡礼で800km歩いたにも関わらず、

引き締まるどころか、筋トレでついた筋肉は落ち、脂肪へ変わった状態で、

体重は約1キロ増え帰国した私でありました。

 

後々書く巡礼の後編で何故私がここまで太ってしまったのか、

判明するかと思いますが、ちょっと太りすぎて我慢できなくなってきたので、

ダイエットに挑戦することにしました。

 

というのも、昨日まで沖縄で5日間飲んで食ってを繰り返してきてしまったため、更に1キロ増えたからなのでございます。

 

「綺麗だね」という言葉は、そういえば、体重が50kg台に乗ってからは言われていないやもしれませんw

 

痩せている = 美しい

 

ではないのは重々承知の上で言わせてもらいますと、

この後にも式が続いているものと私は常々思っております。

 

引き締まっている(無駄な贅肉がない) = 美しい

 

のかな、と。

 

そして、その状態を美しいと人間が思うのは、なんとも自然な状態だからではないか、と。

 

グラビア女性はほどよい肉付きで羨ましいほどの巨乳だったりして、とても美しく見える。

 

きっと自然な女性らしいフォルムだからなのでしょうねえ。

 

ところがどっこい、食べないダイエット(拒食と過食)を繰り返してきた私の贅肉のつき方はどう頑張ってもグラビアの女性のようにならないらしい。

 

毎日筋トレをしていても、脂肪がつく箇所がどうやら魅力的な場所にはお呼びでないようで付いてくれないのである。

 

筋肉がつく場所はある程度選べるのに、脂肪をおとす場所や脂肪をつける場所が選べないのはなんとも悲しい。

 

ほどよい肉付きは私には実現不可能だということを最近知ったのでした。

 

そうなると、もうその贅肉を満遍なく全身からそぎ落とすしか選択肢がなくなってくる。

 

ということで、もとの48キロ〜50キロへ戻すべくダイエットを決意したのでした。

 

女ってのは不思議で、他者(体重計を含む)からの評価で自分の自信が再評価されてしまうものなのですね。(私は特に病的に)

 

そして、ある意味、自分の見た目を使って生きて来た私のような人間は殊更に病的に自分のルックスを気にするのかもしれないですね。

 

ああ、無常・・・(私の体重)

 

ということで、沖縄へのフライトの前に空港内の本屋で見つけた本を一目惚れで購入。

 

題名がなんとも私の気に入った。

 

 

太らない人は食べている、のである。

 

「食べたら太る」という思考法の呪いを中学生の時にかけられっぱなしだった私にはなんとも受け入れがたい理屈である。

 

でも、拒食と過食を繰り返した私の体は知っているのである。

 

「食べなくても痩せない、食べなくてもむしろ太ることさえある」ということをね!

 

それでも、食べるのが非常に怖かった私はずるずるとここまで来てしまった。

 

そして、次に、「運動すれば、痩せる」 呪いについても同様に、スペイン巡礼で学んだことがある。

 

毎日、30km近く汗をダラダラ流しながら、約2500キロカロリーを消費(計算上)したはずなのに、結局ガリガリになることもなかった。

 

ちなみに、このカロリーは腕時計型の脈拍計(カシオ)パルセンス様によって精密に計算されているので結構信じている。

 

 

 

 

にもかかわらず、「ウォーキングを1日8時間しようと、それほど脂肪は減らなかった!」のである。

 

まあ、ビールとか途中で注入しちゃってるという原因もあるかもしれないけれど、

カロリー計算上は、消費カロリーの方がだいたい1日平均で500キロカロリーは上回っていたのだ。

 

それを40日、巡礼で費やしているので、500キロカロリー×40日で、

20000キロカロリーはマイナスになっている計算なのだ。

 

そして、信頼している世界のタニタさんがおっしゃるには・・・ 

これを踏まえて計算すると脂肪1kgを消費するのに必要なエネルギー(カロリー)は、9kcal×1000g×80%=約7200kcal 程になります。

ということなので、私のボディは2.7777...kgの脂肪を減らしているべきなのだ。

 

にもかかわらず、減るどころか、むしろ増えていた

 

この現象をどう説明するべきなのか全くもって理解に苦しんだのであった。

 

話は元に戻るが、「太らない人は食べている」らしいので、

では、食べてみるかという話になる。

 

本の内容としては、

  • 現代食でカロリーは摂取過剰な状態にあるが、栄養不足により、代謝が落ちている

    →だから痩せない

    →満遍なく栄養を摂取すべきである

    →たくさんの品目を少しずつ摂取すべき

  • 糖化を防いで痩せるホルモンを出す

セロトニンというホルモンが糖化を防ぎ、老化を防いでくれるので、

セロトニンを多くするような食事と生活を心がけるべき

 

みたいな感じの内容であった(かなり適当に端折ってますのでご注意を)。

 

さて、じゃあ実践してみようじゃないか!

 

というときに、巻末についている実践シートを引っ張り出してきたはいいけれど、

 

「え・・・・で、まず何すればいいの?」

 

という感じになってしまった私であった。

 

だいたいこういうダイエット本の実践に際し、このような「どうしたらええねん」パターンに陥ることが多い。

 

食べた品類にチェックを入れるのはわかった。

 

でもさ、どれだけをどうやって食べたらチェックしていいのかよくわからない。

 

巻末のレシピだけじゃすべての食事のメニューをまかなえない!

 

そして、そこら辺を考える能力というか努力する能力というか、そういうものは私の脳内に存在しないのである。

 

すべてお膳立てしてもらわにゃ、やってられまへん!

 

というワガママブレーンなのである。

 

よって、しょっぱなから出鼻をくじかれ、本はお蔵入りとなったのだった。

 

それでも、自分がきっと栄養不足なんだうなということは理解できたし、ちゃんと食べようという気にさせてくれた本であった。

 

そして、沖縄で呑んだくれている最中に出会った本がこちら。 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝読んでいた日経新聞に大々的に広告を打っていて、ひょえーお金かけてんなーと思ったのだが、ものすごく気になっていた本である。

 

そして、速攻お買い上げ。

 

帰りの飛行機内で、腹に増えた贅肉を揺らしながら読んだこの本は、見事に私の心を鷲掴みにしてくれた。

 

こういう本は大好きなのである。

 

元理系女子としては、こういう細かな理論体系が大好きなのだ。

 

そして、自分のハックを自分の体で実験しちゃう著者が非常に好ましく思えた。

 

他の本や文献の理論をひっぱりだしてくるだけではなく、自分でやっちゃうってのが本当に面白い。

 

しかも、今までのダイエット神話をほとんどひっくり返してくれるのである。

 

まず、前々から不思議に思っていたことがあった。

 

私はよく趣味(というか強迫観念でか)で断食道場で断食をするのだが、

食べなければ、食欲がわかなくなるのだ。

 

私は、食欲には2つの種類があると感じていて、

1つ目は、飢餓による食欲

そして、

2つ目は、感覚としての食欲(惰性みたいなもの)

である。

 

うまく表現できないが、2つ目の食欲が厄介で、食べて数時間しか経っていない状態で、まだお腹の中に食べ物があるにもかかわらず湧いてくる食欲のことだ。

 

そして、私の過食衝動は、この2つ目の食欲によって生み出されているのは自覚していた。

 

これは、私の身体がただただオカシイだけだと半ば諦めていたのだが、

この本はその理由を事細かに、私が納得するまで書いていてくれたのだ。

 

理由は肥満をもたらすホルモンである、インスリンさんの所為だったのである。

 

インスリンは血中の血糖値が上がると、脳の命令によって出されるホルモンで、

血中の血糖値を下げる役割を果たす。

 

ただ、下げてくれるだけならまだしも、そやつが出てくるとなんと血中の糖を使用する方向ではなく、糖を脂肪に蓄えて血糖値を下げようとしてくれる、なんともデブの大敵みたいなホルモンなのである。

 

それでも、そやつが少なかったり、でてくれなかったりすると、いわゆる糖尿病になってしまうので、なくても困る羽目にはる扱いづらいホルモンである。

 

と、ここまでは知っていた。

 

何故ならこういう手のお話は大好きなので、様々な本を読み漁ったからである。

 

でも、それと、私の偽の食欲がどう関係しているのか理解していなかったのである。

 

この本によると、私の食欲は以下のとおりかきたてられているそうだ。

 

  1. 朝ごはんに糖が含まれている食べ物を食べる。(炭水化物、フルーツなど)
  2. インスリンが血中に放出される
  3. 血糖値を下げていく中で、必要以上に血糖値を下げてしまう
  4. お腹はいっぱいなのにも関わらず、血糖値が下がるため、身体が空腹と勘違いをし、食欲が湧いてくる

 

ちなみに、3についてだが、精製されている穀物や真っ白な砂糖はよく言われているように、血糖値の急上昇急降下をもたらす為、必要以上に血糖値が下がる羽目になる。

(血糖値が急上昇するので、必要以上にインスリンが放出される)

 

ということで、著者は、朝に糖の含まれた食事をとることを勧めていない。

 

まさに、これが私の体に起きていたことである。

 

朝ごはんを食べない日は、ものすごい調子が良かったのも、あまり日中に食欲を感じなかったのも、インスリンが原因だったものなのだということが理解でした。

 

あ〜すっきりした。

 

そして、本の中で、今までのダイエット業界の神話をまるっきり無視した、

「完全無欠コーヒー」なるものを勧めている。

(すごいどうでも良いんだけど、英語のどの単語を「完全無欠」に訳したのかものすごい気になっている)

 

それは、ざっくり言うとブラックコーヒーの中に油とバターをぶっこんだ代物である。

 

想像すると、まさに吐きそうなくらいまずそう・・・

 

なのだが、実際に作って飲んでみたところ、ものすごく(とまではいかないが)美味しかった。

 

材料は、

・ブラックコーヒー(最高級の豆を使用。カビが繁殖していないことを祈る。)

・バター(牧草を食べて育った牛から取れる乳をバターにしたものを推奨。)

・オイル(といってもMCTオイルといってオメガ3だけのもの)

である。

 

今日からスタートしてみたのだが、このカロリー計算上かなりぶっとんだ数値になるコーヒーが私の体重を落としてくれるかどうかは、乞うご期待。

 

ちなみに、私はそもそもカロリー計算について疑問を抱いていた。

 

人間の消化は、胃と腸で様々な消化酵素やらなんやらで行われる。

 

で、カロリーは、その食べ物をぐっちゃぐちゃに攪拌して、燃やしたときの熱量で計算される。

 

人間の体の中に暖炉だかなんだかが組み込まれていて、燃やして動いているなら話はわかるが、そもそも代謝の方法が全くもって異なるのに、カロリーで計算するのは如何なものかと思っていた。

 

まさに、その疑問を払拭してくれる、素晴らしい本でありました。

(まだ途中だけどね)