何かをしなくてはならない、そうずっと思ってきた。
その何かが見つからなくてもどかしくなっている私がいた。
そして、いつの間にかそれは焦りへと変わっていた。
人が私を見て、生き急いでいる、と言うのはそのためかもしれない。
本当は私は死に急いでいる。
さっさとやるべきことをやってこの人生を終わらせたいのだ。
でも、なにをすべきなのか、なにをしたら死んでもいいと思えるのかが今の私にはわからない。
もはや、焦燥感しかない。
早く死にたい。でも、死ぬのは怖い。
この両極端な感情が私の人生を、生活をややこしくさせている元凶なのかもしれない。
やるべきことをやらずには死ねない。
でも、いったいなにをしたらいいのか皆目検討がつかない。
こんな罰ゲームを与えたのはいったい誰なのだとずっと思ってきたのだけれども、
きっとそれは私自身でしかないのだと分かっている。
わたし、その存在は、神よりも大きく、神よりもやっかいで、神よりも私に影響を与えるなにかである。
もし、神というものが存在するのであれば。