Way to be HAPPY

Life is a Journey

ギリギリバリ旅行記5

その偉大なるイダさんからの提案、それは、

ムルカットの儀式

というものでした。

ムルカット?なにそれ食べれるの?くらいの理解力の私。

つまるところ、生まれ直す、浄化の儀式だということのようです。

確かに。そろそろもう本当に生まれ直したい。
だって、生まれ変わることは今世では無理なのは100も承知だから。

でも、それには、

「腹をくくること」

それがないとダメだそう。

通常、ヒンドゥー教の赤ちゃんは生まれて40日目に受ける儀式なのだそう。

それがバリだけなのか、ヒンドゥー教徒は全員やるのかはちょっと理解不足でごめんなさい。

帰りに送ってもらったバリ人の英語が素晴らしい男の子に聞いてみたところ、
1回しかやってないからもう覚えていない、との回答を頂いております。

そりゃそうだ、覚えていたらこっちがびっくりするわ。

それでも、必要な時がきたら、40日目以外にも節目節目でやる人もいるらしい。

私は無宗教だけれども、もうなりふり構ってはいられない。

そろそろ腹を括る時が来ているのかもしれない。

見えない自分と戦うのには、もう疲れた。

私は、私になりたい。

それでも、その儀式をやっただけで、どうにかなるということはなく、
それからの日々の生活も正していく心意気がなければ無駄だからやめたほうがいいらしく。

本当にそりゃあそうだ、なんだけれど。

すごい面白い説明をしてくれた。

目の前に水を入れるボトルがあります。
しかし、そのボトルは汚れきっているので、
どんなに綺麗な水を入れても、その水は汚れていきますよね。

一度、そのボトルを綺麗にする。

その儀式がムルカットなのです。とのこと。

そして、いくらボトルが綺麗になったところで、
きったねえ水を入れたら、それはまた同じことですよね?と。

なんだか心に突き刺さる例え話を頂きましたよ。

そらあそうだわ。

腹を括るということ。それは、
ボトルを綺麗にし、さらにそれからそのボトルに入れる水も綺麗なものにしていくという覚悟をすること。
なのですね。

ただいま、どちらも汚れきっているなう。ですので、
やはり考えるところはありますね。