この前、題名に精子と書いてみた。
そしたら、今日、新月の今日、
政治についての話が舞いこんできた。
私の会社は、というか正しく言えば本体の方は、
政治団体と非常に懇意にしている。
法人格上、それを明らかにしていないだけで、
きっとどの似通った団体もそうなのだと思う。
今日、本体の方の会長や経営陣と、
弁護士会の人たちとの懇親会があった。
私のこの飲みっぷり。。。は彼らの中で有名担っていたそうだ。
そして、私のこの見た目と頭脳と、喋りっぷりはどうやら政治家向き、だとのお墨付きを全員一致で頂いた。
近々私は、議員との会食に連れ出される予定となっている。
そこの議員の秘書となって、経験を積んだ挙句には選挙に出たらいい、と言われた。
何年修行を積むのかはわからないけれど。
私を差し置いて、彼らは非常に盛り上がっていた。
でも、私も思うところがある。
この国の出生率の低さは、女性の不安感が根底にあるからではないのかと。
できる女性ほど、結婚や出産を恐れている。
そして、もう1つ。
できない女性でも、旦那がもっとできないと、
この人の収入でやっていけるのかしら、という不安があるはずだ。
特に都心やそこら界隈に住んでいる人たちは。
私もそうだった。
一生遊んで暮らせる状態で、子供を作りたくなかったのは、
旦那と一生面倒をみていくであろうその家族に不安しかなかったからだ。
そして、そこから抜け出した今、何が不安と言えば、
甲斐性と将来性のないパートナーである。
まあ何よりもこの人の子供が欲しい!
という強い女性ならではの欲求が訪れないことは大きいかもしれないけれども。
そういう感覚の女性は少なくないのではないだろうか。
弁護士の人たちも私を政治に焚きつけるのは、
その弁護士事務所に有能な女性がいるにも関わらず、
子供を受け付けてくれる施設や団体が乏しいことも大きな要因である。
これは、待機児童が騒がれている都心の話だけでは、決してないのだ。
地方でさえ、受け入れ体制が整っていないのが現実だ。
女性に働くことを勧める政策が多い中、
では育児をそこまでサポートしているかと言えば、
決してそんなことはない。
無償化よりももっと先にやるべきことは多くあるのだ。
それでも、政府は無償化を決行しようとしている。
そこにも正直、問題は勃発する余地が多分にあるのだけれど。
働け!という反面、サポート体制が全く整っていない。
無償化で促進されるであろう部分は、所得の少ない層ではないだろうか。
女性弁護士で、働けない人が多くいる。
その理由は、お金はあっても、子供を受け入れてくれる施設が少ないからである。
核家族化が進んでいるのはみなさまご承知の通りだと思うけれど、
誰も面倒をみてはくれないのである。
お金があっても、払う先がないのだ。
そういう問題を現状では、誰もが気づかないか、
気づいても、スルーしようとしている。
私から言わせてもらえば、そういう層の女性こそ、
機会損失としか言いようがない。
無償化よりも、もっと先にすべきことがあるだろう。
そういう話をしてしまったら、みんなの心に火がついてしまった。
なるようになるさ。
とは思っているけれど、今日は、ちょっと政治の世界に興味が湧いた。
私が変えられる世界があるのであれば。
1人1人のケアには全く興味が持てなかった私。
それでも、多くの大衆の心を動かすことについては、
とても楽しそうだと思った。
彼らの思うように動くことで、自分の理想を実現してもいいのかもしれない。
私はもっと大きなことがしたい。
子供を産まないと決意した人はしょうがない。
でも、生みたいけど、社会がそうさせてくれない、
そういう問題を持っている人に、少しでも、もっといい環境が用意できる可能性があるのなら。
そういうことには身を粉にして働く意味があると思った。
そういう今日この頃。
よくわからないけど、みんなが私をサポートすると張り切っている。
今がやりどき、なんじゃないだろうか。
もうすぐ喪が明ける。