Way to be HAPPY

Life is a Journey

バイヨンヌ駅にて

15時31分、バイヨンヌ駅に到着。


パリからサンジャンピエドポーまでの鉄道料金で1万4000円近く支払っているというのに、途中の乗り換えのf:id:xphantasmagoriax:20160617230237j:image駅で1本列車が走らないことになり、その1時間後の列車に乗る為に、1時間構内で待たされる。

ついでに言わせてもらえれば、指定席料金も含めての価格だったにも関わらず、列車が1本なくなったおかげで、2時間立ちっぱなしだった。

さすが、外国。としか言いようがない。

彼らはもちろん、自然災害でこうなりましたと言わんばかりの表情で、謝りなどしない。したとしても、フランス語は理解できなかったけれど。


挙句に、このバイヨンヌ駅に着いて、なんと次の列車は6時6分という有様。

アルベルゲがまだ余裕があることを祈るばかり。


バイヨンヌ駅からサンジャンピエドポーまで1時間ということもあり、この駅には巡礼者で溢れている。


星の巡礼という映画で見たような杖を持っている人も多い。


彼らは2度目か、それ以上のツワモノだと見た。


乗り換えたボルドー駅で

「あなたも巡礼者?」

と話しかけてくれたご夫婦がいた。

彼らはイタリアに住んでいるそうで、聞けば今回で5回目(!)の巡礼なのだという。

日本のガイドブックには載っていないような北の道を1ヶ月かけて行くのだそう。


とても仲の良いご夫婦のようで、こういう夫婦になりたいなぁと心から感じた。


私のビッグモンスターのようなバックパックを見て驚き、
「ちょっと持たせてくれないか?」

と奥さんが持ってみる。


実際には片手では持ち上がらなかった。


「もし次に来るとしたら、こういうバッグにした方がいいよ」


と、収容量25リットルと28リットルの軽装備なバッグを見せて、更には試しに持たせてくれた。


な、なんという軽さ!


私としては、パリに到着してからずっと捨てられる荷物について考えている。


でも、昨日もホテルで点検してみたけれど、まったく捨てられるようなモノが見つからない。


とある本で、「カミーノは捨てる旅」だと読んだけれど、これは真実なのかもしれない。


でもさ、一体私は何を捨てればいい?


とにかくこの移動だけで、背中と肩は凝りまくっている。


今日、無事に辿り着いたら絶対にもっと軽くする。


絶対に「なにか」を捨ててやるのだ!


でも、一体何を捨てればいいというんだ?

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