今日は、3回ドタキャンするという記録を打ち立てたにも関わらず、それでもどうしても会いたいと言ってくるとある個人投資家と食事に行ってきた。
彼との付き合いはかれこれ8年前に遡る。
私はとある芸能事務所に属していた。
といっても、飛ばず泣かずな感じで、そもそも本業は大学生だったし、悲しくなってきたのでそろそろやめようと思っていた矢先に、その事務所の社長が自分の利益のために開いたパーティーの酒を注ぐ役で呼ばれ、行く羽目になった。
まあ結局、テキーラ8杯目でダウンしてゲロ吐いてトイレでうずくまっていたところを保護されたというオチである。
保護されたというよりも、ヤラれた、というのが正しい。
別に覚えていないからいいけど。
朝、ホテルで目を覚ましたら、まさかの例の映画「プリティーウーマン」の目覚めシーンみたいになっていたんだけれど。
彼は今は個人投資家だけれど、その時は一部上場のとある大企業の副社長だった。
当時、ただの大学生でしかない私にとっては、もうBGMプリティーウーマン流れっぱなしだったんだけれどもね。笑
それでも、まあいろいろあって、縁が切れたというわけで。
それから、何回か会ったし、結婚中も連絡は来ていた。(さすがに会ってないけどさ)
そして、散々逃げまくった挙句に実は4月に一度会っていた。
それから、やたら気に入られてしまったようで、今までの連絡頻度をしのぐレベルで連絡がくるようになった。
だがしかし、その4月は我ながらベストなコンディションだったと思うわけで、スペインで巡礼しちゃったり、遊び呆けてなんとなく体型が崩れたような気がしている私は、その4月の自分に負けるような気がするというただそれだけの理由で、3回もドタキャンしていたというわけ。笑
3回も、自分が上顧客となっているホテルのレストランの予約をキャンセルしている姿はなんとなく申し訳ない気もするけれど、ちょっと滑稽ではある。
そんな中、ようやく久しぶりに勇気と元気を出して会ってきた。
そして、私は悟った。
自分で会社を起こして稼げる能力のある奴は意外に多く出会ってきたけれど、うまく他人や自分の会社の社員を使いこなせる能力のある人間は意外に少ないのだということを。
まさに、両極端を見せつけられているようで、とてもいい勉強になった。
つづく